EXPO2025(EXPO2025大阪・関西万博)の開幕がまもなくとなりました!
大阪での開催は2回目となり、50年前の「EXPO’70(大阪万博1970)」と比べるとさまざまな物が変化しています。
そんな中でも今回は「ファッションがどう変わったのか」について深堀。当時のスタイルと今の流れを見比べると、時代の流れが見えてきました。
1970年の大阪万博:未来を夢見たファッション
太陽の塔、「こんにちは♪」、月の石など1970年、日本で初めて開催された大阪万博は、「人類の進歩と調和」をテーマに、世界中の最新技術やカルチャーが集まった一大イベントでした。当時のファッションも未来志向で、特にパビリオンで働くアテンダントたちのユニフォームは「未来の衣装」として話題に!


例えば、
日本館のアテンダントは、ミニスカートに白いロングブーツというSF映画のようなスタイル。
ソ連館では、シンプルなワンピースとスカーフの上品な組み合わせ。
アメリカ館では、星条旗をモチーフにしたポップなデザイン。
この時代は、ミニスカートやベルボトムパンツが流行し、若者たちは大胆なスタイルを楽しんでいました。ちょうど「宇宙時代」に突入していたこともあり、銀色のメタリックな素材や幾何学的なデザインがよく使われていたのも特徴です。

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2025EXPOでも注目のサステナブル素材、和紙を使ったOneLuckのタオル
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EXPO2025:サステナビリティと伝統技術の融合
今回のエキスポであるEXPO2025では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、持続可能性と日本の伝統を生かした展示が注目されています。
万博の公式ユニフォームはユニクロが担当し、再生ポリエステルや植物由来の素材を使用。機能性と環境配慮を兼ね備えたデザインとなっており、万博にふさわしいサステナブルな取り組みの一環となっています。
また、フランス館ではラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトン、ディオール、セリーヌが協賛。それぞれ、日本文化へのオマージュを込めた施策を展開予定です。


ルイ・ヴィトンは、ブランドの象徴でもあるトランクを85個展示し、日本人アーティストとのコラボレーション映像も発表予定。
ディオールは、ブランドのアイコニックな「バー」ジャケットを、タイムレスな3色のバリエーションで展示し、日本文化への敬意を表現。
セリーヌは、日本の伝統工芸である「漆」とパリのメゾンの紋章である「トリオンフ」との関係性を通して、日本文化やノウハウを称えます。また限定アイテムの販売も予定。
未来のファッションは、単なるトレンドではなく、持続可能性や文化的背景を大切にする時代へとシフトしています。
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サステナブルを着る、和紙素材をつかったOneLuckアイテムたち
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50年の変化:統一感から個性の時代へ
50年前の万博では、アテンダントのユニフォームのように「統一された美しさ」が重視されていました。一方、2025年の万博では、多様性を尊重し、「それぞれの個性を生かしたファッション」がキーワードになっています。
また、環境への配慮も大きな変化のひとつです。1970年は未来を夢見た「人工素材」の時代でしたが、2025年は「エコ素材」「リサイクル素材」が当たり前に。未来のために何を着るか?が問われる時代になってきています。
いかがでしたでしょうか。
50年の間に、ファッションは「未来を夢見るもの」から「未来を作るもの」へと進化しました。EXPO2025では、どんな最先端ファッションが登場するのか?50年前のスタイルと比較しながら、楽しみに待ちたいですね!
■2025年大阪・関西万博 開催情報
期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
場所:大阪府大阪市此花区 夢洲(ゆめしま)
テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン」
参加国・地域:150以上
主な内容:未来のライフスタイルを体験できるパビリオン、最先端技術を活用した展示、持続可能な社会への取り組みなど
公式URL:https://www.expo2025.or.jp/