2026年が幕を開けました。私たちは今、どんなものに心を動かされ、何を手に取ろうとしているのでしょうか。
毎年注目を集める「ヤフートレンド予測」。今回は、昨年2025年の予測がどう着地したのかの「勝手に答え合わせ10選」と、発表されたばかりの2026年キーワード10選を読み解きます。そこから見えてきたのは、私たちが無意識に求めている「心の静寂」というキーワードでした。
【2025年トレンド答え合わせ】予測された10項目の現在地
2024年末にヤフーがビッグデータから予測した「2025年に流行るもの」。実際に私たちの生活にどれほど浸透したのか、ネットの口コミ等を参考に独自視点の3段階で振り返ります。
| 2025年予測キーワード | 評価 | 実際はどうだった? |
| ドバイチョコレート | ★★★ | 大的中。 SNSでの「音」と「断面」のインパクトで、上半期最大のヒットに。 |
| ちゃん系ラーメン | ★★☆ | 堅実に拡大。 東京発のブームが地方へ波及。ロードサイド店も増え、定番化。 |
| ジャーナリング | ★★★ | 深化した年。 単なる手帳術を超え、心の静寂を取り戻す習慣として完全に定着。 |
| 玉ねぎのズッパ | ★★☆ | 根強い人気。 サイゼリヤをきっかけに、冬の「食べるスープ」の代表格に。 |
| 推し旅 | ★★★ | 一般化。 聖地巡礼や推し活のための遠征が、旅行業界の主要なコンテンツへと成長。 |
| リッププランパー | ★★★ | 美容の主役に。 唇をふっくら見せるメイクが流行。デパコスからプチプラまでヒット。 |
| めじるしアクセサリー | ★★☆ | 静かなブーム。 傘やペットボトルにつけるガチャガチャアイテムが、大人の間で実用的な癒やしに。 |
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POP MART/ |
★★★ | 大熱狂。 中国発のアートトイが日本でも爆発。入手困難なブラインドボックスが話題に。 |
| カチモリヘア | ★★☆ | 若年層で定番化。 韓国発の「あえて毛先を残す」まとめ髪が、SNSのおしゃれのスタンダードに。 |
| ちきゅうのにわ | ★★☆ | 体験価値の向上。 屋内型体験施設として親子層にヒット。2026年も継続して注目。 |
2025年は、ドバイチョコのような「強烈な刺激」を楽しむ一方で、ジャーナリングのように「自分の内側を見つめる」という、動と静の二極化が鮮明になった年でした。
そんな「情報のノイズ」から離れ、自分の感性を研ぎ澄ます時間は、ファッションにおいても重要です。例えば、Peparが提案する和紙を使用したロングスリーブteeは、まさに自分自身の呼吸を整えるような、アテンション・デトックスな着心地を追求しています。

【発表】ヤフートレンド予測2026:注目キーワード10選
ヤフーのビッグデータが導き出した、2026年に私たちの日常を彩るであろう10のキーワードです。

大人のシール:童心に帰る癒やし。スマホやPCを飾る「自分だけの小さな宇宙」として大人が熱狂。

コグマパン:韓国語でさつま芋を意味する「コグマ」。本物そっくりのビジュアルと素朴な甘さがSNSを席巻。

ちきゅうのにわ:25年に続き選出。自然を五感で学ぶ体験型施設は、より本質的な価値を求める層に支持。

ハイロックス(HYROX):世界中で広がるフィットネスレース。単なる運動を超えた「自己ベスト」への挑戦。

mojojojo(モジョジョジョ):ぬいぐるみ作家・尾崎歩美氏が描く、少しシュールで愛らしい世界観。

ラーティアオ(辣条):中国発のピリ辛お菓子。中毒性のある味付けがZ世代を中心にヒット中。

近沢レース店:横浜の老舗。繊細なレースに遊び心あるモチーフを掛け合わせた小物が、本物志向の大人に再注目。

アフューム(arFUM):韓国で人気のランドリー用品。日常の家事を「贅沢な時間」に昇華。

ブラインドボックス:何が出るかわからない高揚感。人気の「ラブブ(LABUBU)」などの販売手法として、収集欲を刺激。

ヨアジョン:韓国発のフローズンヨーグルト。トッピングで自分好みにカスタマイズする「自分軸の消費」の象徴。
2026年の潮流分析:韓国カルチャーの深化と「アテンション・デトックス」
今年のキーワードを見て気づくのは、全体の3〜4割が韓国・中国発のトレンド(コグマパン、ヨアジョン、アフューム、ラーティアオなど)で占められていることです。しかし、かつての右にならえの「派手な映え」からは変化しています。ビッグイベントと共鳴する「静かなエネルギー」
2026年は、名古屋で開催されるアジア競技大会などのスポーツイベントも予定されており、社会全体のエネルギーが外向きに動く年でもあります。一方で、そうした喧騒から一歩引き、自分のペースを守るための「癒やし」の需要はさらに高まります。
「ハイロックス(HYROX)」のような自分への挑戦に熱中する時間と、「近沢レース店」のハンカチをポケットに忍ばせて背筋を伸ばす時間。2026年は、この「動」と「静」をいかに美しく使い分けるかが、心地よい暮らしの鍵になるかもしれません。

