春の陽気が心地よくなるこの季節、そろそろ夏に向けたワードローブの見直しが楽しみのひとつ。2025年の春夏は“暑さに対応しながらおしゃれを楽しむ”ことをテーマに、素材や柄、色にフォーカスしたスタイルが注目されています。
中でもこの季節、取り入れるだけでトレンド感と涼しさを演出できるのが、「シアー素材」「ホーボーシックな小花柄」「アイスブルー＆ミントグリーン」といったキーワードです。
■女性らしさを表現できるシアー素材
軽やかで透明感のある「シアー素材」です。各ブランドでのランウェイからも登場し、特にボトムスでの展開が多く見られ、動くたびに揺れるスカートや、透け感を活かしたパンツが人気を集めています。
シアー素材は、2017年春夏にディオールやルイ・ヴィトンがコレクションで取り上げたことからトレンドとして浮上し、今では定番アイテムのひとつとなりました。
2025年もその流れは継続し、異素材とのミックスやレイヤードスタイルなど、アレンジの幅も広がっており、暑い季節でも軽やかに着こなせる優秀アイテムです。
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■ホーボシックな小花柄にスニーカーが今年流かも
次に2025年の花柄トレンドとして注目されているのが、小花柄を基調とした「ホーボーシック」スタイル。派手すぎない控えめな柄と、どこかノスタルジックな雰囲気が特徴で、大人の女性が無理なく楽しめるフェミニンさが魅力です。
このホーボーシックブームの火付け役となったのが、MIUMIUのコレクション。ルーズなシルエットのキャミドレスや白を基調としたワンピースに小花柄をあしらい、少女のような甘さと大人のムードを絶妙にミックスさせたスタイルが話題となりました。
足元にスニーカーを合わせたり、ミニバッグで抜け感をプラスすることで、バランスの良い都会的な装いが完成します。
■見た目も鮮やかで涼やかなアイスブルー・ミントグリーン
そして、素材や柄と並んで「色」も夏のファッションを印象づける大切な要素です。2025年春夏シーズンでは、アイスブルーとミントグリーンといった視覚的に涼しさを感じさせるカラーがトレンドに。『non-no』では「春空のように澄んだブルー」として、アイスブルーが今季の注目カラーとして紹介されており、爽やかさと知的さを演出する色味として高評価を得ています。
また、『25ans』ではミントグリーンが「洗練されたナチュラル感を表現できる色」として取り上げられ、2025年トレンドカラーであるホライゾングリーンやモカムースといったナチュラルカラーとの相性も抜群。セットアップやシャツ、ワンピースなどに取り入れることで、涼やかで都会的な印象を簡単に作ることができます。
2025年春夏は、これらのキーワードをうまく取り入れることで、暑い季節でも快適さとトレンド感を両立させたスタイルが楽しめそうです。
シアー素材の軽やかさ、小花柄の甘さ、そしてアイスブルー＆ミントグリーンの清涼感が、夏ファッションをより魅力的に彩ってくれるでしょう！