【和紙は夏に最適素材】和紙の生地って何がいいの?メリット、デメリットを改めてご紹介

【和紙は夏に最適素材】和紙の生地って何がいいの?メリット、デメリットを改めてご紹介

2025.12.18更新

 

和紙素材のアイテムを展開しているOneLuckですが、お客様には「和紙って何がいいの?」「洗濯しても溶けたりしないの?」など多くの質問をいただきます。

 

改めて和紙素材の生地にはどんなメリットがあるのか、またデメリットもあるのかなどをご紹介したいと思います。

  

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■そもそも和紙素材って何からできているの?

「和紙」と聞くと何を想像されますか?

ふすま?障子?手すき職人? 

人によって和紙のイメージはそれぞれかと思いますが、peparが洋服やタオル生地の原料として扱っている和紙素材はアバカと呼ばれるマニラ麻が原料で作られたものになります。

アバカ(マニラ麻)はフィリピンなどの熱帯地方で栽培されている植物です。

そこから糸を作り出すのですが、簡単にお伝えすると、アバカを乾燥させて成分だけを抽出し1枚の大きな紙にします。

その紙を細長く切り、こより状により合わせたものが糸になり和紙の糸として製造されています。

 

 

じつはこのマニラ麻という植物は生育スピードが早く、切った箇所から再生する植物。現地では乾燥させた蔓(ツル)を編み込んで、かごや椅子、家具などにも用いられています。

 

またアバカは”水に強い“という特徴があり、日本紙幣の材料としても採用されています。

ズボンのポケットに入れたままお札を誤って洗濯機で回してしまった経験、ありませんか?洗濯後のお札はヨレヨレにはなりますが、ティッシュペーパーのようにボロボロになって無くなってしまうことはありませんよね。

 

「日本紙幣にも使われているんだ」と思うと身近に感じますよね!

 

 

メリットだらけの和紙の生地、デメリットはあるの?

和紙の生地は実はたくさんのメリットがあるのですが、まずはデメリットからご紹介したいと思います。

 

和紙の生地のデメリットは

  • 製造過程が多い
  • 吸水性が高いため色移りしやすい
  • 価格が高め

 

上記がデメリットとして挙げられる点かもしません。

和紙を生地にするためには工程が多くかかるため、生地自体が高価になってしまいます。これからもっと和紙の認知が高まり、日用品として扱われるようになると価格が下がっていく可能性もありますが、現状では少しお値段が高めになってしまいます。

 

 

■高価な和紙の生地だけど、どんなメリットがあるの?

次はメリット、強みついてご紹介したいと思います。

 

 

和紙素材のここが自慢!!

  • 細菌の発生や増殖を抑制する静菌性
  • においをおさえる消臭性
  • すばやい吸水性と速乾性
  • 紫外線カット
  • 静電気がおきにくい吸湿性
  • 天然の接触冷感
  • 赤ちゃん、ペットにもやさしい安心素材
  • サステナブル素材
  • 毛羽立ちがすくなくチクチクしずらい

 

箇条書きにあげると上記のような機能をもつのが和紙素材の特徴です。

 

それぞれ詳しくご紹介します。

■静菌性(せいきんせい)は細菌の発生や増殖をおさえるちから

この静菌性、じつは同じ天然素材のコットンとくらべると7倍ちかく差がでている和紙最大の特徴と言ってもいいかもしれません。

※実験結果の数値はこちらのページから

 

「静菌性がいいと言っても何にいいのか分からないわ」

という方、確かにパッとは思いつきませんよね。

 

しかしタオルで考えてみると実は和紙素材がタオルに最適だというのがお分かりいただけると思います!

 

タオルの役割は「水分をふき取ること」ですよね。

水分を吸水した生地には時間の経過とともに細菌が発生・増殖していきます。洗濯機で洗濯したものをそのままにしておくとイヤーな匂いがしませんか?それが細菌です。

 

タオルは特に水分をふき取るのが絶対条件なので細菌も発生しやすいです。そんな時にタオルの素材自体が細菌の発生を抑制できる和紙素材だったら、安心して利用することができますよね!

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 ■吸水性 / 速乾性 / 消臭効果

さらに和紙素材は水を素早く吸い取る吸水性も高く、速乾性にも優れています。また夏場に嬉しい消臭効果もあるので、Tシャツや肌着にピッタリなんです。

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 ■紫外線カット / 天然の接触冷感

和紙は障子などでも使用されているように、吸湿性が高く紫外線もカットしてくれるすぐれもの。吸湿性が高いので、生地に触れていただくと天然の接触冷感を感じることができます。 

 

 

静電気がおきにくい吸湿性

和紙は繊維自体に隙間が多くあいている素材です。
その隙間に空気が入り込むため、吸水してもすぐに乾くという特徴があります。また秋や冬などの寒い季節にはニットの下のインナーとして着用してもらうと、自身の体温から発せられた熱が和紙繊維に溜まるため暖かいという特徴もあるんです。

 

さらに吸湿性が高いことからシルクなどと同じように静電気も発生しずらいため、乾燥シーズンにも嬉しいポイントですね。

 ▶静電気が発生しずらい天然素材の和紙、インナーとしても大活躍

 

それらすべての機能は全て和紙が独自に持っている機能です。

静菌性、消臭効果など洗濯や柔軟剤のように後付けした機能ではなく、和紙素材がもつ自然の力なの洗濯する度にその機能が劣っていくことがなく、半永久的に効果が持続します。

 

 

ワンラックのタオル

 

■赤ちゃん、ワンちゃん・ねこちゃんにもやさしい安心素材 

Peparが使用している和紙素材は繊維の国際基準であるエコテックススタンダード100を取得。その中でも基準が厳しいCLASS1を取得しているため、赤ちゃんが万が一口に入れても安心な素材です。赤ちゃんだけでなくワンちゃん、猫ちゃんなどのペットにも安心してご利用いただけるのも大事ですね。

 

 

■土壌分解速度がはやいサステナブル素材

Peparが使用している和紙素材は生地を土に入れると3-4カ月で土壌分解する環境にやさしい素材です。同じ天然素材であるコットンでも2-3年、化学繊維ではマイクロプラスチックとして小さくはなりますが、分解されるのは難しいと言われていますので、使用後の生地を土に埋めて自然に返すことができる生地はサステナブル製品としても注目されています。(和紙を使用した生地の中には、一部化学繊維を使用したものもありますが、Peparが使用している和紙の糸は100%和紙から出来ている糸を採用しています)

 

  

  

いかがでしたでしょうか。

消臭効果もあり静菌性や速乾性にも優れている和紙素材。汗をかく夏場にはピッタリな素材でタオルとしても最適な素材というのがお伝えできたかなと思います。

 

価格は少し高めにはなりますが、プレゼントとして大切な方へ贈りたいアイテムの一つです。出産祝いや結婚祝いなどにもお選びいただいております。

 

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