【退任特集 第1部】世界一有名なファッション編集長、アナ・ウィンターとは?

【退任特集 第1部】世界一有名なファッション編集長、アナ・ウィンターとは?

2025年6月末、ファッション界に大きなニュースが駆け巡りました。
アメリカ版『VOGUE』の編集長、アナ・ウィンター氏が退任を発表したのです。

名前を聞いて、すぐに顔が浮かぶ人も、なんとなく知っているだけの人もいるかも知れません。でも実は、私たちの日常のファッションやおしゃれの感覚にまでアナ・ウィンターの影響は広がっているのです。 

今日は、世界一有名と言われたファッション編集長、アナ・ウィンターの軌跡とその魅力について、わかりやすくご紹介します。


アナ・ウィンター


伝説の始まり ― アナ・ウィンターという存在

 

アナ・ウィンターは1949年、イギリス・ロンドン生まれ。ジャーナリストの父親を持ち、若い頃から出版業界に身を置きました。1988年、アメリカ版『VOGUE』の編集長に就任。当時38歳という若さで、世界最高峰のファッション誌を率いることになったのです。

彼女が登場するまでの『VOGUE』は、いわゆる「ハイファッションの象徴」であり、華やかだけれど一部の人のもの、という印象が強い存在でした。しかし、アナはそのイメージを一変させます。

カジュアルとハイブランドを組み合わせた斬新なスタイリング、リアルな生活に寄り添うファッション特集、そして時代を映すセレブリティ社会的トピックの積極的な取り上げ等を行い、アナの手腕で『VOGUE』は単なるファッション誌を超え「時代の価値観を発信するメディア」へと進化していったのです。


流行


ボブヘアとサングラス ― アナ・ウィンターの象徴的なスタイル

 

アナ・ウィンターと言えば、何と言えばそのルックス。クラシックなボブヘアに、目元を守る大きなサングラスがトレードマークです。

このスタイルは30年以上ほとんど変わらず、「編集長と言えばこの姿」と多くの人の記憶に刻まれています。 実際、映画『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた編集長像も、一般的にアナ・ウィンターがモデルだと言われています。(※本人や映画制作側が公式に認めたわけではありませんが、その印象は世界中に広がっています。)

こうした外見だけでなく、アナの強烈な存在感や、洗練された審美眼は、ファッション界を超えて影響を与え続けました。

プラダを着た悪魔

 

ファッションだけじゃない、文化と社会への影響

 

アナ・ウィンターが編集長として取り組んできたのは、単なるトレンドの紹介にとどまりません。

・LGBTQ+コミュニティへの積極的な支持
・サステナブルファッションの推進
・多様性あるモデルやデザイナーの起用

これらの取り組みにより、ファッション誌が「一部の限られた人のもの」ではなく、より多くの人が自分らしさを楽しめる場へと変わっていきました。

 

この姿勢は、私たちPeparの理念にも近いものです。
Peparは「未来に残る服を、和紙でつくる」をコンセプトに、快適とサステナビリティの両立を目指すブランドです。 華やかさだけではなく、地球や人に優しい選択を日常に取り入れることで、ファッションはもっと身近心地よいものになると考えています

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アナ・ウィンター

アナ・ウィンターが変えた「おしゃれ」の価値観

私たちが雑誌やSNSで目にする「カジュアルなハイブランドミックス」や「リアルなシーンに合ったファッション特集」は、アナ・ウィンターの改革がなければ、今ほど浸透していなかったかもしれません。

もちろん、全てが彼女一人の手柄とは言い切れませんが、1988年以降のファッション業界において、アナが果たした役割は計り知れないのです。

 

 

退任、その先に見えるもの

2025年6月、ついにそのキャリアに一区切りがつきました。 しかしアナ・ウィンターがファッション界や私たちの価値観に刻んだものは、簡単に消えるものではありません。

この先、ファッション誌や業界はどう変わっていくのか。アナの退任をきっかけに、ファッションの未来を考える良い機会かもしれません。

第2部では、実際にアナ・ウィンターで働いていたスタッフや関係者が語る、彼女の“素顔”に迫ります。
どうぞお楽しみに。

 

 

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