ユニクロのデニム進化論|2000年代から現在までの歴代モデルを一気に振り返る

ユニクロのデニム進化論|2000年代から現在までの歴代モデルを一気に振り返る

1人1本は持っているパンツと言えばデニムではないでしょうか。その中でもユニクロを愛用している人も読者の中には多いのでは?
ユニクロは2000年初めからデニムを販売し始めたと言いますが、この25年で進化してきたと言います。

今回は、2000年代初期から現在まで、ユニクロが展開してきた主要デニムモデルを振り返りながら、その売れ行きやSNSでの評価を交えてご紹介します。


 

2000年代:MADE IN JAPANで品質勝負

2007年、ユニクロはカイハラ社(※)の日本製デニムを使用した「MADE IN JAPAN ジーンズ」を投入。5,000円以下という価格帯ながら、生地や縫製のクオリティにこだわった本格派ジーンズは、一部のジーンズファンの間で話題になりました。

この頃はまだベーシックなレギュラーフィットが主流でしたが、実用性重視の層から一定の支持を集めていました。

※カイハラとは
広島県に本社を構える「カイハラ株式会社」は、日本有数のデニム生地メーカー。リーバイスをはじめとする国内外の多くのブランドに高品質なデニムを提供しており、ユニクロも長年にわたって同社の生地を使用しています。特に色落ちの美しさや耐久性に優れている点が評価されています。

 

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2010年代前半:セルビッジ素材への進化

2014年頃、ユニクロはスリムフィットジーンズの素材をセルビッジデニムへとアップデート。

カイハラ製のセルビッジ生地を使用しつつ、価格を抑えた戦略は、ジーンズ通からも「コスパが最強すぎる」と絶賛されるほど。実際、検索ボリュームやSNSの話題性も上昇しました。

また、ユニクロが積極的に品質向上に取り組む姿勢がユーザーに伝わり、ブランドへの信頼感も高まっていきます。

※セルビッジとは
セルビッジデニム(Selvage Denim)とは、旧式のシャトル織機で織られた生地のこと。生地の端が自然にほつれないよう仕上がっており、「赤耳デニム」とも呼ばれます。密度が高く、ヴィンテージ感のある表情としっかりとした履き心地が魅力です。

 

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2013〜2014年:モデルごとの違いも注目に

2013年モデルは、生地の厚み(オンス)がしっかりしており、硬派な履き心地が魅力でした。

一方、2014年モデルでは若干オンスが軽くなり、履きやすさを優先する方向に。この変化に対しては「軽くて動きやすくなった」「少し物足りない」など、好みが分かれる傾向もありました。ユニクロが多様なユーザー層のニーズを読み取り始めた時期とも言えるでしょう。

 

 

2018年:ダメージ加工モデルでトレンド意識

2018年にはスリムフィットタイプのダメージジーンズが登場。

自然な色落ちとダメージ加工が施され、カジュアルスタイルにも合わせやすいとSNSでも話題に。着用写真をシェアする投稿も多く、「この値段でこの雰囲気が出せるのはすごい」と評価されました。

こうしたモデルには、ファッション感度の高い層の支持が強く、トレンドへの柔軟な対応がうかがえます。


 

ユニクロU・JW Andersonなどのコラボライン

近年のユニクロデニムを語るうえで外せないのが「ユニクロU」や「JW Anderson」とのコラボレーション。

ユニクロUのレギュラーフィットジーンズは、90年代のリーバイス501を彷彿とさせるシルエット。ヴィンテージ感がありながら現代的にアップデートされていて、ファッション好きの間でも評価が高い一着です。

JW Andersonコラボのストレートジーンズは、体型を選ばず履けるこなれ感ある一本として注目され、ユニクロ公式レビューでも★4.4(レビュー数400超)という高評価を記録。

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2025年:イノベーションセンターで次のフェーズへ

ユニクロは2025年現在、「ジーンズイノベーションセンター(JIC)」という独自の研究施設を通じて、より快適で多様なジーンズ作りに注力しています。
フィット感、シルエット、環境配慮まで意識された最新モデルは、世代を超えて愛される存在となっています。ユーザーのニーズに応える開発力と、手頃な価格で高品質を実現する姿勢は、今後も注目を集めそうです。

 


いかがでしたでしょうか。
25年間の歩みの中でもさまざまな形や素材のデニムを生み出してきたユニクロ。時代や消費者のニーズに合わせて変化し、これからも新しいデニムを誕生させ私達を楽しませてくれそうですね!


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