近年、「Quiet Luxury(クワイエットラグジュアリー)」という言葉が注目を集めています。ロゴや装飾で自己主張をするのではなく、素材やシルエット、仕立ての美しさで魅せるファッション。
その代表格として世界中のファッショニスタに愛されているブランドが「THE ROW(ザ・ロウ)」です。今回は「名前は聞いたことがあるけれど、実際はどんなブランド?」という方に向けて、THE ROWの創業ストーリー、特徴、価格帯などを分かりやすく紹介していきます。
THE ROWの始まり

THE ROWは、アメリカの人気女優だったオルセン姉妹(メアリー=ケイト・オルセンとアシュリー・オルセン)によって2006年に創設されました。オルセン姉妹は、「フルハウス」「ふたりはふたご」「ふたりはお年ごろ」などの番組に出演していたので「見てた!」という人も多いはず。
女優業を引退後、ファッションの世界に進んだ姉妹がまず目指したのは「誰にでも完璧にフィットする白いTシャツを作ること」。そこから始まったのがTHE ROWの原点です。
またブランド名は、英国ロンドンの高級仕立て通り「Savile Row(サヴィル・ロウ)」からインスパイアされており、上質な仕立てとクラフトマンシップへの敬意が込められています。

THE ROWの特徴と魅力
1. ロゴレスの美学
THE ROWの最大の特徴は、「ロゴを見せない」スタイル。ブランド名を大きく掲げず、服のクオリティそのもので勝負しています。そのため、控えめで落ち着いた雰囲気ながら、着るだけで“違いがわかる”印象を与えてくれます。
2. ミニマルでエレガントなデザイン
アイテムは非常にシンプルで、無駄なディテールがありません。ゆったりとしたシルエットや自然な落ち感、丁寧に設計されたパターンなど、「あえての引き算」が光るデザインが特徴です。
3. 圧倒的な素材選びと仕立て
THE ROWは「一見地味でも、近づくほど違いが分かる」と言われるほど、素材の質にこだわっています。上質なカシミヤやシルク、最高級のコットンなど、触れるとすぐにわかる“本物の手ざわり”を大切にしています。
4. 価格帯の目安
THE ROWはラグジュアリーブランドに分類されていることもあり、価格帯は高め。一例として挙げてみると
Tシャツ:7〜12万円程度
シャツ・ブラウス:15〜25万円程度
ニット類:20〜35万円前後
コートやジャケット:30〜50万円以上
バッグ:30〜60万円超
高額ですが、「一生モノ」として愛用される価値を持つアイテムとして支持されています。

THE ROWが愛される理由
THE ROWのファンには、セレブリティからファッション編集者、アート界の人々まで幅広い層が含まれます。
共通しているのは、「流行に流されない、自分の価値観を持った人々」。THE ROWは、そうした“自分軸”でファッションを選ぶ人々にこそ刺さるブランドです。
また、年齢を重ねた大人にこそ、その良さが分かるブランドとも言われています。派手さや装飾で目立つのではなく、「静かに、自分らしく、美しくありたい」と願う人にこそフィットするのです。

THE ROWの空気感をもっと身近に
THE ROWの世界観に惹かれても、すべての人がその価格帯の服を日常に取り入れられるわけではありません。そこで注目されているのが、THE ROWのような“静かな上質さ”を体現する日本ブランド【PEPAR】です。
PEPARは、パタンナー出身の代表が立ち上げたブランドで、体に自然に沿うパターン設計と、日本らしい丁寧なものづくりを軸としています。
特に注目されているのが「和紙素材」のカットソーシリーズ。和紙特有のシャリ感と軽さ、通気性の良さがありながら、見た目には柔らかく上品な印象を与えます。
▶ 和紙素材のTシャツはこちら:PEPAR公式オンラインストア - 和紙ロングスリーブTシャツ
無地でベーシックなデザインながら、どこか品を感じさせる佇まい。まさに「THE ROWの空気感をもっと日常に」というコンセプトにぴったりです。
▶ そのほかのアイテム一覧はこちら:PEPAR公式オンラインストア - 商品一覧
THE ROWは、ただの高級ブランドではありません。目立つのではなく、長く静かに寄り添う美しさを大切にする人たちに向けた、真のラグジュアリーです。
そんなTHE ROWのエッセンスを、より手に取りやすい価格と設計で味わいたいなら、PEPARのアイテムがとてもおすすめです。
